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高山の金ぴか御殿 '02.4.27
行程表
出発駅 時刻   列車番号 その他行程   到着駅 時刻 路線 など 費用 距離
西富山 7:40 826D 高山 9:27 高山本線 7640 85.8
高山駅 9:30   光記念館 9:46 バス 200  
      光記念館         500  
      崇教真光総本山            
高山 14:24 4718D 美濃太田 17:06 高山本線   109.1
美濃太田 17:10 1742D 岐阜 17:41 高山本線   27.3
岐阜 17:45 5248F 名古屋 18:08 東海道本線   30.3
名古屋 19:04 1234A ひかり234号 東京 20:56 東海道新幹線 3980 366.0
東京     日暮里   東北本線   5.8
日暮里     我孫子   常磐線   31.3
                   
                12320 655.6

ちょっと長くなったGW
春休みが無かったかわりに、今年のGWは谷間の平日も含め、4/27〜5/6が休みになった。この気候のいい時期に10日も富山を離れられるのは嬉しい!と喜んでいたのだが、大学によっては4/30〜5/2は毎年デフォルトで休講になるところも多いそうで、うちの大学って一体…な気分にさせられた(^^;;。
まぁ、何はともあれ、富山のアパートに籠って無駄に休みを過ごす理由は無いので、とりあえずいろいろ出掛けやすい千葉に帰ることにした。
手かざし教団の本拠地へ
いつも実家に帰るルートにはこだわっている。しかし今回は青春18きっぷを使えないので、乗りつぶし目的で気違いじみた大回りをするのはやめて、高山にあるちょっと気になるスポットを訪ね、名古屋から新幹線で帰ろうと思う。昨年末より凝りだした新興宗教の都市&建築巡りの第三段をやることにしたのだ。高山には崇教真光(数ある真光系教団の中心的存在)が作った何とも奇抜で異様な神殿があるらしく、是非一度見てみたいと思っていた。
予め、西富山から我孫子までのきっぷを学割にて買っておく。高山線・東海道本線・東北本線・常磐線経由というルートである。ネットで検索した高山周辺の地図と、怪宗教建築歩きのハンドブック「新宗教と巨大建築(五十嵐太郎 著 講談社現代新書)を手に、早朝の西富山駅に向かった。
光(ひかる)記念館
安っぽいキハ120系の車内で爆睡すること約2時間(もったいない…でも何度も乗ってる路線だしね(^^;;)新緑の高山に到着。駅前のバスターミナルから出る「光記念館循環」のバスに乗る。光記念館というのは博物館と美術館と宗教的モニュメントを兼ねた施設だ。巨大な敷地の中に、古代の神殿やピラミッドを参考にして造ったと思われる不思議な形の建物がドーンと建っていて、周り一面公園として整備されている。この建物についてはとりあえず写真をご覧いただこう。
光記念館 正面
▲ 光記念館の建物。マヤ文明の建築をモチーフにしたそうな。建物のてっぺんにはピラミッドがある。
光記念館 入口 光記念館 入口(拡大)
▲ 建物入口より後ろを振り返ったところ。
館内には美術展示室飛騨展示室人類史展示室と、ミュージアムショップ、レストラン、ピラミッドホールなどがある。美術展示室には日本画や書の常設展、浮世絵の特別展示があった。小さな能楽堂まであったが、この日は公演は行なわれておらず、ビデオが上映されていた。真ん中にはピラミッドホールがあり、ダビデの星を象った天井やら、石でできた大きな球やら、変なデザインの噴水やら、いかにも意味ありげな雰囲気に作り上げられていた。時々「光と音のシンフォニー」なるアトラクションが行なわれていたが、これは安っぽくていまいちだったなぁ…音楽は癒し系なんだけど、ありきたりなのだ。
飛騨展示室は要するにミニ自然史博物館。なぜ『飛騨』かというと、この教団では『日玉の国』である飛騨を人類創世の聖地と考えているので、自然史イコール『飛騨の地でどのように生き物が進化してきたかを考えること』となるわけなのだ。内容は思ったより科学的・常識的で、キリスト教でいうアダムとイブみたいな伝説上だけの話ではなかった。でも、解説文のあちらこちらに「人間の営みをはるかに超えた大いなる力に感謝しましょう」みたいな雰囲気を感じ取れて、やっぱり…って感じ(^^;;。
飛騨展示室の恐竜の庭
▲ 飛騨展示室内の中庭にある恐竜の展示。
人類史展示室のテーマは「崇める心」。インダス文明、メソポタミア文明といった古代文明の宗教観についての解説や、神殿の模型が展示されている。主旨は「現代人は神さまを崇める心を忘れてしまったが、これはとてもスバラシイことなのだ!」そして、「世界の宗教のもとをただせばたったひとつなのだ!」これに尽きる。…面白いんだけどね…(^^;;。
中庭には大きなピラミッド。しかも変な模様がついてる。気に入った(笑)。
ピラミッドの中庭 ピラミッドの中庭 ピラミッドの中庭
▲ 屋上にあるピラミッド。急な階段は、神にしか登れない聖なる場所を表すという。中には入れないし。登ってはいけないことになっているが、こんなのちょっと頑張れば人間にも登れるって(笑)
以前は最上階が教祖である岡田光玉の記念館だったらしいのだが、最近になって宗教関係の展示をやめてしまったらしく、見られなかったのが残念。ここ1年ほどの間に文部省から博物館としての認定を受けたので、宗教施設としてアピールしづらくなったのかも知れない。
ミュージアムショップでも変わったお土産は手に入らなかった。去年、天理の商店街にあった梅鉢の紋章のキーホルダーや「陽気ぐらし」ステッカーのようなノリを期待してたんだけどなぁ(笑)。
光記念館入口のオブジェ
▲ 真光は、もとをただせば宗派神道の大本教から世界救世教を経て派生した宗教で、キリスト教とは関係ないはずなのだが、真光の建物では十字を象ったデザインが多いらしい。タテは火に象徴される霊心思想、ヨコは水に象徴される物質文明を表すんだとか…。
世界総本山 主神神殿
バスが当分無かったので街まで歩いて下りたところ、案外遠くて1時間以上かかってしまった。途中の道は異様にきっちり整備されていた。
次に肝心の主神神殿を見に行く。神殿は町中からはあまり見えないようになっているが(それでも変に反り返った不思議な屋根の一部が望める)、入り口には金ぴかで不気味なカーブを描くアーチが出迎えているので、何の予備知識がなくとも「何か怪しげな物が建っているな」と気づくだろう。
主神神殿入口 神殿入口のアーチ(拡大)
▲ 主神神殿入口で燦然と輝くアーチ。中央には、ダビデの星(籠目)の中に菊の紋章を入れたマークが配されている。その下にあるのは、羊歯か? なんか不気味だぞ…(^^;;
信者以外でも拝観は自由なので早速入ってみる。建物入り口から長い螺旋階段を上がっていくと、神殿の前に出る。大きく反り返った金ぴかの屋根、ダビデの星や十字や菊花の紋章などあちらこちらにちりばめられた意匠、日本なのか西洋なのかもよくわからない不思議で不気味な建物だった。以前PLタワーを見に行ったとき、ずいぶんおぞましいと感じたものだが、奇抜さと派手さではこちらの方がはるかに上をいっている。
崇教真光主神神殿 崇教真光主神神殿
▲ 崇教真光主神神殿。…もう、コメントのしようがないですわ(苦笑)。
横から見ると、反り返った屋根が高山の静かな町に思いっきり挑戦状をたたきつけていて、これまた面白いんだけど、いい撮影場所がなかった…残念。
帰るぞ
光記念館から先はずっと歩きっぱなしだったのでかなり疲れた。高山駅にふらふらと戻ってくると、駅の近くに五平餅の屋台が出ていたので買ってみる。あまりついていないお餅に、甘さを抑えたみたらし団子のたれに刻んだ胡桃を加えたものをまぶして食べる。なかなか美味しい(^^)。
駅弁を買い、美濃太田行きのディーゼルカーに乗り込んだ。時折窓の外に見える渓谷を眺めたり、光記念館でもらってきた資料を読んだり、歩き疲れて居眠りしたりしているうちに美濃太田に着く。ロングシート化された岐阜行きのディーゼルカーと、かなり混みあっている313系電車を乗り継ぎ、6時過ぎに名古屋に着いた。
新幹線特急券をまだ買っていなかったので、名古屋駅前の金券屋を2軒回ってみたが、特急券だけのものは見つからなかった(こういうところでは、乗車券・特急券セットの企画回数券をバラして売っているのだろう)ので、仕方なく駅で買うことにする。軽く食事をしたかったので、名駅地下街のきしめん屋で「おろしきしめん」を食べた。きしめん定食の方がお得だったな…(^^;;。
7時過ぎのひかり234号は300系車両。普段、特急列車に乗るときには嬉しくて写真を撮りまくったりするのに(ガキか)、新幹線では全然ときめかないのは何故だろうか。
GWの初めということもあり、ある程度の混雑は覚悟していたが、東京に向かう列車はがら空きで、2席占有して、しかもシートをめいっぱいまで倒してくつろぐことができた。
この3月から常磐快速線にE231系が入ったそうで、気になっていたのだが、上野駅には今まで通りのボロ103系しかいなかった。せっかくだから1本だけ待ってみたところ、果たして銀色のスマートな車体の新車がやってきた。
しかし、私ときたらT車に乗ってしまったのでモーター音の違いがよくわからない…(馬鹿)。まぁ、103系ではどれに乗ってもうるさかったから、この静かさはだいぶ進歩したのかも。でも、振動は私が期待したほど改善されていなかった。線路が悪いの?
我孫子の実家には10時半ごろ帰り着いた。
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